2011-12-22

秋田角館の安藤醸造


秋田には昔ながらの伝統を守って商品を作り続けている素晴らしいお店がたくさんあります。
今回訪問した「安藤醸造」さんもその一つです。

安藤醸造さんは秋田の角館に3店舗を展開していて、そのうち本店と北浦本館に行ってきました。


安藤醸造さんは、享保(約300年前)の頃から角館で味噌と醤油を作り続けています。
現在は、味噌や醤油、漬け物(ちなみに、秋田弁では漬け物のことを「がっこ」といいます)を専業で製造されています。
詳しい案内は安藤醸造さんの公式ホームページが詳しいので、こちらをご覧ください。


まず本店の紹介から。
明治時代中期に建てられたというレンガ造の蔵座敷(角館の指定文化財に指定されています)が目を惹きます。
また、道路沿いには醤油などを仕込む際に利用する「仕込水」が湧き出ていて、美味しい水で喉を潤すことができます。(上部写真右下)


そして店内へ。
店内に入ると、醤油や味噌、がっこなどの安藤醸造さんの商品の奥に蔵座敷の扉が見えます。


蔵座敷の中は無料で開放されていて、自由に見学できます。
なお、昔の建物だからなのか梁の設置位置が低いので、背の高い方は頭をぶつけないように注意。


店内のさらに奥には、当時雑品庫として利用してたという文庫蔵が休憩スペースとして開放されています。
さきほどの蔵座敷と同じように、歴史を感じる雰囲気があります。


中は椅子が用意されていて、ゆっくり休憩することができます。
また、お茶のほか、安藤醸造さんのがっこやお湯で薄めただし醤油が試食できるように用意されていますので、是非ここで休憩しましょう(笑)
個人的にはだし醤油がオススメです。


続いて北浦本館。
本店から車で10分ほどの場所にあります。
店内に入ると素敵な人形がお出迎え。


店舗前には大型バスが何台も停まれる広い駐車場があり、この日もたくさんの観光客の方がいらっしゃっていました。
また、秋田の郷土料理も食べられるレストランも併設されています。

北浦本館には安藤醸造さんの全商品を取り揃えていて、試食も可能です。
本店にあったように、試飲用のお湯で薄めただし醤油もありますので、だし醤油を片手に好きながっこを探すというのもいいですね。

今回は食べなかったので写真がありませんが、名物「醤油ソフトクリーム」もオススメです。
アイスの甘さに醤油の香ばしい香りと塩気がマッチしていて、新鮮ですがとても美味しいソフトクリームです。
北浦本館に行った際には是非食べてみてください。美味しいですよー。

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